カネガエの「五ツ星お米マイスター」

五ツ星お米マイスター 武井 隆幸
福岡市生まれ、米屋の跡継ぎ。
1993年平成の米騒動をきっかけに、米の専門知識を独学で勉強しはじめる。
2005年に「三ツ星お米マイスター」、2013年に「五ツ星お米マイスター」を取得。
「お米の事を考えるにあたって、『こだわる』ところは?」
と、よく聞かれるのですが、私自身、「こだわる」部分を持っていません。お米の食味を構成する要素は、多層的で広範囲に広がっているものなので、なにか一つにこだわっても他のことが疎かになったり、軽視したり。すべてシックリうまく理解することが未だにできていません。
疑問が常にあります。
「お米の美味しさのそもそもの原因?」「銘柄米、優良品種、数々ありますが、それらの優劣は?」
なにか一つの要素にこだわるとそれに反する要素が必ず生じますし、それが複数存在しているのです。加えて食味の学術的研究も日々進んでいます。新しい発見、考え方が更新されているのです。
人は、人類は、お米に対して常に挑戦しなければならない。
「どう栽培してやろうか?どう流通させようか?」「どうやって美味しく食べてやろうか?」
わくわくしますね。